うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

うつの気配

小学校1年か2年の頃、日曜日の朝に遅くまで寝ていて、なかなか起きようという気持ちにならず、布団でぐずぐずしているときに感じたこと。朝ゆっくりしていることが強烈な罪悪感となって襲ってきた。月に1回くらいの頻度だったと思う。それから小学校5年の頃には、なかなか寝付けない夜が何か月も続いた。強烈な罪悪感と入眠困難、今思うと、うつになる前触れだったと思う。

その後は、明朗快活とは程遠い成長過程ではあったけれど、成人して社会人として働いていた。勤め先がいわゆるブラック企業で、過労死ラインの残業は当たり前で、あちこちが円形脱毛症になった者、うつ病で長期入退院を繰り返す者、更には首を吊って自死、それを会社側が汚い手を使って隠ぺいしようとしたり、散々な状態だった。我慢がならず3年で辞めて、資格取得の勉強に励んで、のつもりだったけれど、ひどい抑圧から逃れて時間を自由に使える身になった、その環境の大きな変化によって、うつ病を発症した。

「こんな自分、生きていてはいけない」強烈な罪悪感は、小さな頃の感覚そのものだ。もちろんそれ以外にも、入眠困難途中覚醒、それにひどい恐怖感など典型的なうつ病の症状が出た。最初は自分の症状を軽く見ていて、働きながら投薬を受けて治そうとしていたが、何年経っても症状が好転しない。調子の悪い状態が長く続いて仕事も続けられなくなり、ほとんど寝たきりの状態が1年以上続いた。主治医が若手の人に変わってから、徐々に症状が好転し、仕事にも就けるようになった。今は普通に働いているけれど、抗うつ剤睡眠導入剤抗不安剤の服用が必須の毎日である。