うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

日式餃子じゃなくってー

宇都宮、浜松、そして最近は宮崎が餃子の年間消費量を競っているという。私としては、そんなランキングを付けること自体に意味があるの?と思ってしまうが、行政や商工団体まで巻き込んで首位争いが熱くなっている。

だけど、それって日本式の餃子じゃないですかー。私にとっては、中国人の料理人が作る本物の餃子が一番おいしいじゃないですかー。もちもちぷりぷりの皮に、良い塩加減の餡、水餃子あるいは蒸し餃子が王道、皮の薄い日式の焼き餃子など邪道だー!と叫びたくなる。

中国出身で日本に帰化した知人よると、苦手な食べ物は「日本の中華料理」ときっぱり。そうですよねー。ハワイやカリフォルニア州あたりの果物を使った寿司とか、日本人なら「やめてー!」と言いたくなりますよ、それと同じこと。

インドやネパール、スリランカ、タイ等ぱっと見現地っぽいカレー屋さんがたくさんある。現地の料理人が出しているお店なら、味のベースは現地的だと思う。しかし、各国で食されている本物は日本のお店よりずっと辛いはず。

静岡県に住んでいる頃、現地そのままのタイカレーを食べる機会があったが、まだ暑くない季節だったのに大汗をかいて、水をガブガブ飲まずにはいられなかった。癖になる辛さだったが、3年ほどで店じまいしてしまった。残念ながら日本人の舌には受け入れられなかったのかもしれない。

同じ食材やスパイスを手に入れるのも日本では難しいと思う。だけれど、現地そのままの味は、私のような一部のコアな「物好き」にはたまらない魅力があって、中毒性が高い。日本流にアレンジされていないローカルフードを食べたい。あー、北京郊外ののどかな街角で、山椒をふんだんに振りかけて焼いた串焼き羊肉の香り、あーまた食べたいなー。

 

以上。2022.04.24