「人生100年時代」の嘘
によると、私の平均余命は約27年である。「人生100年時代」が本当ならば、平均余命は43年になるはずだが、この落差は何だ。
一つは、政府が年金の支給を渋っていて、できうる限り支給を遅らせようと誘導していることによる。もう一つは、その流れに沿って、ファイナンシャルプランナー等の業界人が儲けをたくらんでいることによる。
仮に100歳まで生きられたとしても、自分の体の自由が利くのはせいぜい80歳位まで。その後はヘルパーの手を借りねば日常生活できないような状態になってしまうであろう。それがすべての老人人口となれば、現在のヘルパーの人員数ではとても面倒を見きれない。本気で「人生100年時代」というのであれば、ヘルパーの人員を1桁以上増やし、かつその待遇を格段に良くしなければならない。政府にそんな本気度は見えやしないから、「人生100年時代」など口先だけの嘘でしかない。
心身をすり減らしてまで働かされるのはご免だ。支給開始を5年繰り延べれば何%お得ですよ~、などと詐欺まがいの商売に乗せられるのはご免だ。
厚生年金・国民年金を支払いだしたときには、「60歳で定年・年金支給開始」が前提だった。それがいつの間にか65歳支給開始にすり替わってしまった。冗談ではない、自分で拠出した金だ、元を取らせるのが当然ではないか。
政府は平気で嘘をつく。ロシアだろうが日本だろうが、国は変われど統治者はそういうものだ。国民が政府を監視しておかないと、いつの間にかとんでもない不利益を被ることになる。殊に官僚が絡むと巧妙な罠を作る。注意せねば。
以上。2022.05.07