うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

昨日はフェアトレードデーだった

5月第2土曜はフェアトレードデーだった。途上国の産品を搾取なく適正価格で取引しましょう、という趣旨のフェアトレード、社会の持続的発展の観点からも重要なポイントだ。

とはいうものの、国内に目を転じてみると、大手企業による下請けいじめが依然として横行している。大企業は空前の内部留保を抱えているというのに、下請け企業への搾取体質は変わらず、また最近の原材料費高騰を受けてその圧力は更に強まっているという。

また、たとえばファーストフード店のアルバイトさんは、全国どこの店舗でも同じ作業の量と質をこなしているが、地域によって得られる時給が明確に違っている。ファーストフードの個々の製品価格もサービスの内容も全国同じであるなら、バイトさんの時給も全国統一にしてあげるのが当然のことだと思う。だがいつの間にか、地方のバイトさんに与えられるべきバイト代が中央本社に吸い取られている。国内においてもフェアな取引がなされるべきではないのか。

そのようなことを考え始めると、他にも、自動車、家電品、日用品にいたるまで、小売価格は全国同じであり、所得水準の低い地方では常に相対的に高い買い物を強いられていることになる。

政権側、特に大企業に近しいほど、このような悪循環を温存しておきたいように見える。表立ってはきれいごとを言っても、腹の黒さは延々と世襲し続けている。

 

以上。2022.05.15