Google SpreadsheetとExcel on the web
仕事に表計算ソフトは欠かせない。PCにExcelが入っていれば良いが、入っていないこともある。ただ最近はネット接続しクラウドで表計算をできるようになっている。昨年、共同研究のチームの研究室を訪れた際、Google Spreadsheetでデータ処理をしていたので、さっそく見習って使うようにした。
従来のExcelとは見た目や使い勝手が多少違うが、使ううちにすぐ慣れた。計算の速度や表の体裁など、wifi環境に依存すると思うが、現在の実験室の環境ではインストール版Excelとの速度差は感じないくらい高速だ。
さて、Microsoftも同様にOffice on the webのサービスを提供している。Google社にあまり良い印象を持っていない私は、Spreadsheetの代わりにExcel on the webを主体に使おうと考えて試してみた。
予めSpreadsheetで作ったExcleファイルをOnedriveにアップロードして、あれこれ操作してみたが、一つの操作ごとにくるくるマークが出て重たく感じた。例えるならバックグラウンドで更新プログラムが走っているときのような印象だった。
どちらもクラウドで処理する点は同じだし、wifiの速度がその時遅くなっていたわけでもない。残念ながらExcel on the webは作業するのにちょっとストレスだな、と思ったので、現在はGoogle Spreadsheetに戻っている。
もしかすると、Excel on the webの速度に不満があるならインストール版を買えやー、とMicrosoftの意図があるのかもしれない。ともあれ、正式な報告書形式はインストール版Officeで作るとして、日常のデータ処理ならGoogle Spreadsheetで十分だと思っている。
クラウドに上げたデータに対し、Google社もMicrosoft社も検閲を行なっている。その点に留意した上で利用してゆこう。
以上。2022.05.22