うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

涙ながらに収穫したトマト

例えば、野菜を買う場合、店先で「○×産トマト」等と表示されていることが多い。だが、産地はわかっても、どの農家さんが作っているものか、その農家さんではどのような人が働いているのか、そこまではわからない。

最近の、少し規模の大きな農家さんは、家族経営では人手が足りず、安価な労働力として外国人技能実習生を使っていることが多い。外国人技能実習制度は、日本で技術を学んで自国の技術向上に役立てる、という建前だったが、安価な労働力を使いたい経済界の要望で建前とは全く乖離した制度となった。

実習生への暴力や、失踪、労働災害、自殺など悪弊ばかりが目立つ制度であり、海外からは奴隷制と見なされている。国としては制度を見直す気がないどころか、逆に適用業種を拡大する方向に進んだ。

私は、外国人技能実習生が涙ながらに収穫したトマトなど食べたくない。

トマトに限らない。製造業でも、下請け孫請けの生産現場では、元請けからの無理なコストダウン圧力のせいで外国人技能実習生を最低賃金(あるいは違法に低い賃金)で使わざるを得ないケースが多いという。他にも土建業、清掃業、介護福祉業などで多い。

これらの業種、つながりが強いのが今の与党だ。例えば自動車業界は各社とも膨大な額の政治献金を毎年行っている。それに土建業も農業も、地方では必ず今の与党に行き着く。

コスト削減!経費削減!と繰り返し職場では言われているが、末端職場が1円単位で節約する経費に比べれば、経営上層が接待を経費で落とす額の方が桁がいくつも大きいではないか。

失われた30年は、本社が「新しい価値」を開発できなかったせいだ。この間、モノにしろサービスにしろ、国内で生まれて世界に広まった物があるだろうか。本社が馬鹿の一つ覚えで「安く!安く!」と言い続けたせいで、結果として「新しい価値」を創造することに失敗したではないか。昇進機会提供の場と化した本社に、もはや存在意義はあるのか。

もう安いだけの物はいらない。さまざまな情報を集めよう。その上で、商品やサービスが労働収奪の産物でないものだけを選ぼう。

 

以上。2022.06.14