うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

車中泊、準備だけはできてるけど

軽の箱バン、後部座席を収納すると、奥行き180cm余りのフラットなスペースが出来上がる。身長170cmの私にとって、車中泊にピッタリなサイズではないか、と以前から思っていた。格安でしかも走行距離少なめの車が検索でヒットしたので購入した。

荷室スペースにすのこを敷いてその上に畳を2分割で敷いた。シングルフルサイズの布団は大きいので、少し小さめの掛け敷布団のセットを購入。それが去年の5月頃。畳があって布団があって、あとは公衆トイレが近くにある駐車場なら絶好の車中泊ができるぞ、と意気込んでいたけれど、結局1年以上実行できぬまま今に至る。

季節的に、夏は寝苦しいし蚊もいるしでオフシーズンだ。秋と春がベストシーズンで、冬もポータブル電源さえあれば電気毛布を使って凍えずに眠れる。

焚火してバーベキューして、いやいや、そんな粋なことは望まない。カセットコンロがあれば料理も簡単だ。だが、車に泊まるのだから、国内よほど辺鄙なところでない限り20~30分も走れば空腹を満たすことはできる。準備が手間な料理まではまだ手を出さないでおく。

地元も近県もあちらこちらに温泉がある。入浴セットは日常の車にすでに実装済み(私の地域ではそれが当たり前)。手ごろな定食屋で夕食して、温泉入って、駐車場に停めて、さああとは完全フリーの時間だ。まずはスマホテザリングで軽くウェブサイトを巡回して、そしてラジオをぼんやり聞くだろうな。地元局ではなくて海外の局。その他には徹底的に何もせずにそのまま眠る。

そして翌朝、目が覚めても空腹に耐えられなくなるまで何もしないぞ。やむを得ず動き出すのはおそらくお昼前だ。前日にパンなどを買い込んでおくも良し、車を走らせて飲食店に行くも良し。昼食の後に軽くひと眠りしてから撤収しよう。

このように頭の中にはストーリーができている。なのになかなか実行できずにいる。そしていつの間にかハードルが上がってしまっている。いやいや、休日をより怠惰に過ごすことにハードル上げてどうする。

だが世間では、キャンプがブーム、車中泊がブームとなっている。何百万円もする本格的なキャンピングカーで寝泊まりする人たちを道の駅でしばしば見かける。こちらは畳を敷いただけのいたって簡易な車中泊、比べてしまうと恥ずかしい。その気持ちがあるからなかなか一歩を踏み出せないでいるのが正直なところだ。

だけれど、思い切ってその一歩を踏み出したら、案外と沼かもしれないな。そんな気がする。

 

以上。2022.07.14