うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

コロナだけではない

研究室4年生の報告会お疲れ飲み会が先週末にあって、その内の一人が18日に38℃超の発熱、ということで医療機関に行ったが、祭日のために大変な混雑で検査もできず、お疲れ飲み会同席者は全て濃厚接触者と見なして自主隔離措置となった。

だが今日になって、同席者は発熱だけではなく消化器に中程度の症状があるとのことで、調査の結果カンピロバクター食中毒が濃厚となった。飲み会で焼き鳥を食べたが生焼けで菌を殺せていなかったらしい。コロナへの対応で大変なことになっているが、高温多湿な時期なので食中毒にも注意しなければならない。焼き鳥を出した居酒屋は保健所から営業停止措置を命じられるのではなかろうか。飲食店は衛生管理をしっかりして欲しい。

さて、コロナの第7波が感染爆発している状況であるが、統計によれば、7/18時点の感染者累計が県内総人口の8%を超えている状況である。県下第二の都市の人口に匹敵する数だという。そしてPCR検査の陽性率が約55%に急増している。事態が良くない方向にばかり推移しているのが気懸りだ。

'20年春の時点では、インフルエンザと同じで夏になれば収束するとの見方が一定割合であったが、その後丸二年も季節を問わず感染の拡大が繰り返されている。「あまり大したことではない、じきに良くなる」は正常化バイアスの典型例である。

日本は死者数こそ少ない、にもかかわらず保健医療機関は第6波の時点で崩壊しかけた。感染症に対応する保健所の数をどんどん減らしてきた結果である。このコロナ禍に対して、保健医療従事者の不足を一時雇用で補おうとしている地域があるが、おそらく今回のような感染症は今後起きない、と根拠なく楽観視しているのではないだろうか。そもそもPCR検査さえ希望者全員に実施できないという時点でそんな楽観は破綻していることに気付くべきではないだろうか。

BA.5型は感染力は強いが重症化はしにくいという。今後の変異株も重症化しにくいのなら良いが、事態は良くない方向へも進みやすい。行政の進む方向が間違っているのに路線変更できないのはこの国の典型的な悪弊だ。感染症という直接人の命に関わる事象なのに、何も改められないようであればますます信用をなくす。

参院選で投票しなかった半数近い有権者は、信用どころかもうすでに諦めているのかもしれない。

 

以上。2022.07.20