うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

うつ病みの嫌な夢

うつ病みのせいで嫌な夢を見ることが多い。その中で頻繁に見るのは、試験の夢だ。

試験問題が解けなくて苦しむのではなく、試験会場にたどり着けなくて、あるいは試験会場を間違えて、とか、試験会場の部屋には着けても自分の席がなかったりで、試験を受けられない夢だ。

学校の試験の他にいくつも国家試験を受けた経験があるが、夢に出てくるような状況には一度も陥ったことがない。

うつ病みで見る悪夢は、当たり前に好ましいと思っていることが覆されるものだ。

試験については、受験票を受け取ったら会場への道順や所要時間を必ず確認して余裕を持って受験するようにしてきた。だが夢の中ではその余裕が覆されるのだ。え?!会場が違う?!席がない?!どうすれば良いのか?!うろたえているうちに試験の時間が終了してしまう。

うつ病みの悪夢は、好ましい価値を持つ事柄から潰しにかかる。人によってその好ましい事柄は様々だが、その中で一番好ましいものをまず潰す。それがうつ病みの悪夢だ。

信頼している人から騙され罵られたり、常に几帳面にしている人が混沌の中に放り出されたり、そのような夢を見させて心を蝕む。私の場合は多くの国家資格を取ってきたので、その自己満足を潰しにかかってきたようだ。

抗うつ剤を服用していて、起きている間は日常生活に支障をきたすことはないが、眠りの中ではうつがしばしば頭をもたげて攻撃をしかける。

悪夢もそうだが、睡眠導入剤による眠りはそもそもその質の面で劣る。本来必要な脳の休息が十分とれていないこともあるだろう。慢性的に疲労した脳を、ときにうつが襲う。うつから完全に抜けられないのはこのあたりにも原因があるだろう。

朝から陽の光をいっぱい浴びて通勤しているので、体内時計のリセットはできているだろう。だが、その体内時計が正しい時を刻めずに、眠りに就く時刻がわからなくなってしまっている。

いや、どうだろう、最近の午前中の眠気、体内時計のリセットさえできていないのではないだろうか。午前中はまだ身体も脳も起きてはいないのではなかろうか。

そうだとすると、体内時計のぶっ壊れ具合が半端ないのかもしれない。

 

以上。2022.08.04