うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

発熱は1日でおさまった

一晩寝て、朝から体温測定したところ、37℃台半ばまで下がっていた。無理をせず今日は休んだ。その後体温は徐々に下がり、夕方には平熱になった。明日は出勤できるが、大型の台風が午前中に接近するとのことで、自宅待機と言われるかもしれない。

この時期に台風が来るのは毎年のことだ。ただ年々台風が大型化強力化している。例年ならば沖縄近海で勢力が最大になり、その後徐々に弱まりながら列島に接近する。それが勢力が落ちないまま接近するようになってきている。風の被害、大雨の被害ともに規模が拡大傾向にある。

10数年前、台風接近中にバイクで出勤していると、千切れた電線がビューと音を立てて目の前を横切った。もし当たってたら、もし通電してたらと思うとぞっとする。その台風の際には丸1日以上停電し、全く仕事ができなかった。分析用検体を保存する冷蔵庫も止まってしまうし、とりあえず氷だ、と氷屋を何軒も巡って冷却用の氷を仕入れた記憶がある。

その台風では電線が切れるほどではないにしても、電柱の多くが傾いた。電力会社にとっては倒れなければそれで良いと思っているのだろうが、私のように視覚に共感覚を持つ者にとっては、傾き方がまちまちな電柱の列は極度の不協和音を聞かされているのと同じ状態なので、たとえ運転中であっても思わず目をそむけたくなるのだ。

なぜこうも安易に電柱が立てられているのか。台風や地震で倒れる危険性が高いというのに。

結局のところは、安上がりだから、とのことらしい。

ぐうの音も出ない。街の景観の不快さよりも安上がりを優先するのか。いつまでも途上国の場末然とした景観の中で暮らさねばならぬのか。国の予算は毎年膨れ上がり続けている。だがその使い方が間違ってきたし裏金でウハウハな業者もいるし。

途上国への援助では「質の高いインフラ整備」と言っているが、ならば国内の醜い電線網を撲滅するのが先ではないか。国内の生活の質を高めることにまず配分して欲しいよ。対外的に「ない袖は振れない」と援助を削減する勇気もないのか。北欧諸国のように紛争解決へ向けて積極的に仲介する能力もなく、存在感を示すこともできないのか。

カネは出す、だがカネしか出さない。その程度の国だと思われて、国内ゼネコンと各国の地元有力者に利権が配分されるばかりの仕組みができてしまっているのは、そのカネの出どころである国民にしてみれば歯がゆくてならない。

いつの間に、こんな不格好な国になってしまったのやら。

 

以上。2022.09.05