うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

排気音のパルス感

バイク雑誌のサイトで記事を執筆している評論家さんは、多くが排気音にパルス感がお好みのようだ。

一時期は4気筒が絶大な人気を得ていたが、最近は2気筒や単気筒の車種が多い。気筒数が多ければその分爆発間隔が狭くてパルス感は出ない(不法改造車を除く)。だが気筒数が減ると爆発間隔が広がって、また1シリンダーあたりの排気量も大きくなるので排気音や振動は大きくなる。

私はこのいわゆるパルス感と呼ばれる排気音が嫌いだ。モーターのようにスムーズに回る連続的な排気音でないと精神が逆なでされる思いなのだ。

大型二輪免許を取った人の多くが、馬鹿でかいV2気筒のハーレーに乗っている。ローテク・低性能しかもうるさい。頼むから私の周りを走らないで欲しい。

排気音の周期が、ハブダイナモの自転車を歩きながら押す際のライトの点滅周期と近い。なので私の脳内には発狂しそうなほど神経伝達物質が放出される。米国からの圧力で輸入の際の排気音規制が緩められているのだが、冗談ではない。

国内メーカーもコストの削減で400cc以下は直列2気筒か単気筒に収斂してきている。単気筒の排気音はしかたないから諦めるにしても、直列2気筒の排気音はひどい不等間隔爆発なので、直列4気筒がぶっ壊れたのかと思うほど不自然だ。だがその不自然さをパルス感と評論家が称する。ふん、評論家が何と言おうと私にとっては不愉快極まりない。

先日の帰り道に、水平対向6気筒のHonda Goldwingを見かけた。その静けさ、何という上質感と上品さ。Goldwingは受注生産で大変に高価だ。わかる人しか手にできない。あー、わかる人が増えて欲しい。わからない人は増えないで欲しい。

 

以上。2022.10.19