うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

理系の女子学生

私が学生の頃に比べれば、理工系キャンパスに女子学生の姿がずいぶんと増えた。学科によっても違うが、私の分野では4割近くが女子学生だ。また、かつては野郎ばかりだった土木系学科にも女子の姿が目に付き、学生実習で測量機器を扱っていたりする。

理系に進む女子学生は、男子学生のように「何となく」ではなく、比較的明確な目的を持って学科を選んでいることが多い。そして4年生で研究室に配属された後も、自律的に研究計画を立てて日々進んでゆく。一方で男子学生は案外メンタルが弱いんじゃなかなー、と思うことがある。実験やってうまくいかなくてもそれは本人の責任ではなくて、自然の摂理がそうなっているからなんだって。

長年分析屋をしていた経験からすると、女性は段取りが良く個々の操作が正確だ。一方で男性は大胆。なので未知の検体の場合、まずは男性があたりを付けて、後は女性が正確な値を求める、といった具合にすれば効率が良い。

また、うちの大学固有の特徴かもしれないが、留学生にはムスリムの女子学生が多い。学食もハラルのメニューがある。もっとも、海外に女子学生が留学する、となればガチガチのイスラム国家からではなく、十分に世俗的な国々からだ。私が学生の頃にはパキスタンからの女子学生をちらほら見かけた程度だったが、今ではずいぶんと裾野が広がったようだ。帰国後にどんなところで活躍するのかな、と楽しみに思える。

体力勝負の仕事でなければ、女性の活躍の場は男性と同じくらいある。専門職としてどんどん活躍して欲しい。まずは、女性が活躍するうえで障害となっている様々な制度や慣習が改められるべき。大した努力もせず年功序列で就いた上役はさっさと退いてもらおう。

 

以上。2022.10.30