うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

アンチ・サウナー

サウナを否定しているのではなく、「ととのう」を他人に強要するサウナーが嫌い。

子供の頃から何度もサウナに入ったことがある。だが、決まって翌日は体調を崩して寝込んでしまう。教えられるまま、サウナと冷水に交互に入った。今ならばわかる。通常の生活ではありえない高温そして低温そしてまた高温への急変で、体温調節をつかさどる交感神経と副交感神経が変調をきたしたのだ。そして自律神経失調のために翌日寝込むことになった。

検索すれば、サウナの効用として、自律神経失調に良いとある。ただそれは自律神経が図太い人には当てはまるかもしれないけれど、全ての人に効能があるわけではないし、私のように逆効果になる人もいる事実。

「サウナでととのわないのは、ルーのないカレーを食べるのと同じ」などとばかげた論理を振りかざすサウナーもいるが、私には既視感がある。「酒を飲めないのは、人生の楽しみの半分を知らないのと同じ」と、酒を強要してアルコール・ハラスメントに発展するのと同じ構図ではないか。私は遺伝子レベルで酒を飲めない体質だから、正月のお屠蘇すら飲まない。若い頃は何度も飲まされた、だが酔って気分が良くなったことは一度もない。(自慢にはならないけどね)。

冒頭にも書いたけれど、私はサウナを否定しているのではない。入り方を工夫できれば、こんな私でも新陳代謝の活発化といった効能があるかもしれない。冷水で急冷するのではなく、36℃位のぬるま湯へ徐々に入る、そして時間をかけてほてりを冷まし、そしてサウナへ、と温度の急変を避ければ大丈夫だと思う。ただ、残念ながら、サウナと冷水浴は強固なセットとされてしまっているので、ぬるま湯浴を備えたサウナは知る限りない。

「ととのえ!」とごり押ししてサウナ人口を増やすより、少数派でも楽しめるよう、施設を整える方が先ではないのかな。

 

以上。2022.04.04