うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

何の禍もなかった日

仕事でもプライベートでもその他雑用でも、がっかりすることがなかった日。一方でこれといって大きな成果もなかった。平凡に一日が過ぎた。

身の回り、いつもこんな平凡な日が続いて欲しい。

そう願っていても、それがかなわないことがこの世界には多い。

特定の誰かが悪いとも言えない。多くの場合、その特定の誰かを周りから支えている大勢の人がいる。一つの勢力と言うか組織と言うか、集団である。

特定の誰かも、賛同者がいなければただの極論者でしかない。だから賛同者を得るために様々な手法を考えて実行する。嘘を信じ込ませて欺くこともある。

21世紀の今現在でもそのような手法が通用している。社会というものが生まれて以降、人間の精神は全く進化していない。むろん、ホモサピエンスという種族の範疇で、肉体に何らかの進化があったというわけでもない。

ただ、アスリートは様々な訓練を経て世界中の選手と肉体の極限を競い合う。では肉体ではなく精神を研ぎ澄ませてその気高さを競う場があるか。気高さを称賛される場があるか。

精神の気高さを測る尺度がない以上、そのような場は生まれえない。だがもしその尺度を勝手に作ってしまって、競う場が生まれたら?

私は危ういと思っていること、学校の「道徳」が教科化されたことである。通知表に記載するためにテストを課す。だが、採点する基準は本当に正当なものなのか?そもそも教科書に記されていることが正しいことなのか?この国の中だけでしか通用しない尺度に過ぎないのでは?そんな尺度で人を測ることが正当なことなのか?

アスリートの競技寿命は非常に短い。人間の精神もアスリート同様に酷使し続けたらどうなるだろう。そしてその酷使が社会全体に強いられているのならどうなるだろう。

私を含め精神を病む人が増えるような社会は、断固として拒否する。

 

以上。2022.09.02