うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

25年ルール

米国では右ハンドルの車は原則として販売できない。だが、製造後25年以上経った車両については、「ビンテージ品」扱いで右ハンドル車の輸入販売許可や税制面の優遇措置などがあるという。

90年代に造られたスカイラインGT-Rをはじめとした高性能車が特に人気で、高値で取引されている。その頃に造られた車はまだほとんどメンテナンス不要で、仮に不調になってもビンテージモデルの専門修理業者が充実している現地事情で、所有し乗り回すのに不安は全くないようだ。

日本にも旧車好きは多い。だが対象となる年式に米国と違いがある。米国での人気は'80~'90年代の車、一方で日本のコアな旧車好きは'70年頃の車を好む。もっとも、'80~'90年代の車は高値が付くため米国へ大量に流出していて、国内では手に入りにくい事情もある。

中古車の検索はカーセンサーが便利だ。旧車もちらほら検索に引っかかる。時おり、物心ついた頃の家の車が掲載されていたりする。25年物どころか50年以上の物だ。車の癖もよく覚えている。加速していて41~43km/hあたりでエンジンと車体の振動が共振する。設計上の欠陥だが、それもその当時の車ではよくあった特徴と言える。

旧車を閲覧する分には楽しめるのだが、いざ購入、と行動はできない。十分整備された車両は非常に高価だ。それに年々厳しくなる車検基準に適合させるだけでも大変な手間暇がかかるのでとても維持できそうにない。日本政府には、ビンテージ品を大切にするより新車を大量に買わせるよう仕向けなければ自動車業界から献金を得られない事情があるのだろう。

抗いたいですね。政府の方針がそうなら、意地でも新車は買わないようにしたい。あるいは日本が貧しくなって高価な新車など買えない時代になるのが先かもしれない。

 

以上。2022.08.31(え?!8月が終わる)