うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

空蝉

実験室から居室に戻る途中の木犀の木の葉に、セミの抜け殻を見付けた。先日の朝の豪雨の後の物だと思う。もう夏は終わり、秋になったというのに、随分とのんびり屋のセミだ。

見付けたのは地上140cmぐらいの高さだった。土の中から幹をのこのこ登って、そこから枝へそして葉への移動、その行程は200cm以上はあるだろう。長い間土の中でほとんど動かずにいるのに、いざ羽化となればよくもそこまで動くものだ。

以前も書いたが、私はセミが嫌いだ。セミの抜け殻を見ても何とも思わない。だが古来よりそれを見てもののあわれを想うのは貴族さまたちのお約束事だったようだ。はいはいそうですか、私はあいにくそのような繊細な感覚は持ち合わせておりませんので。あくまで1昆虫の生活史の痕跡を見付けた、それだけですので。

昆虫全般、いや節足動物全般が嫌だ。辛うじてアオスジアゲハぐらいが許容範囲、ただし翅はきれいだけれど本体は無理かも。待てよ、軟体動物とかも両生類も魚類も、いわゆる愛玩動物以外はまず無理ではないか。恐怖感よりも不快感だ。

昔近隣の山歩きをしていたこともあるが、ズボンの裾からダニに侵入されて血を吸われたりしていた。その頃は、あーもうやだねー、と思ってつまんでポイと捨てていたが、もう今ではそんな思いをしてまで山歩きをしたくない。自然の生き物との距離がはるかに隔たってしまった。

特に蚊やハエなどの不快昆虫は徹底して排除している。アースノーマットを24時間タイマーに接続し、夜の間は30分毎にON-OFF、午前は全般OFFで午後は15分間ON-45分間OFFと設定して、昨年と今年、部屋で蚊に刺されることはなかった。また効果は弱いながらもハエにも効くようだ。

屋外の不快昆虫は二酸化炭素と熱を検出して接近してくる。なのでキャンプで焚き火をすればどんどん集まり放題となる。蚊取り線香を焚くなりしないと耐えられないだろう。まあ、そんな嫌な思いをしてまでアウトドアしなくても良いんじゃないですかー。

 

以上。2022.09.29