うつ病みの日々のあれこれ

うつ病みが日々のあれこれを綴ります

車載カメラで旅をする

世界各地にウェブカメラがあって、自室にいながら世界各地の映像を見られる。便利な世の中になったものですね。その中で、おそらくアイスランドストリートビューを撮っていると思われる、Já.is360の車載カメラで、アイスランドの街並みを隅々まで巡ることができる。

www.livefromiceland.is動いていない日も多いが、今日は、おそらく首都レイキャビクの住宅街を巡っていた。

電柱や電線がないよ、目障りな看板がないよ、キャンピングトレーラーがたくさんあるよ、それから、人口が少ないから歩行者が非常に少ないよ。

はー、映像を見ていて自分にとってのストレスの種がない。空の青色が濃い。空気がきれいだから。とはいえ、首都近郊では火山活動が活発である。

www.livefromiceland.is粘度の低い溶岩がドバドバ噴き上がっている。日本のような爆発的噴火ではないので、近くに行ってのんびり見物する人もいる。

明日から盆休みのところも多いだろう。コロナ禍で観光地を訪れる人はそう多くはないと思う。出かけるにしても、遠出ではなく近場で1泊2日とかの需要が多いらしい。自粛と言う言葉は嫌いだが、近場でも楽しめるところを再発見する良い機会だと思う。

単にその土地を訪れて見て回るだけではなく、今では簡単にその土地の由緒を検索できる。かつてその地をどんな人が歩いていたか、どんな言葉がどんな音が聞こえていたか、想像すると楽しさが増すはずだ。場所という3次元空間に時間というもう一つの座標軸を加えてみるのだ。

場所の他に、陶芸や美術作品を観て、作者が制作したときのことを想う。どんな経緯で今自分の前にあるのか、どのような想像をしても良い。想像は自由に許される。その時の想いを書き留めるなり記憶にとどめるなりして、未来のある時にそれを反芻する。

そういった行為は若い時からぜひやっておいた方が良い。生きているという行為が重層的に豊かになるはずだ。「余計なことは考えるな!」と教育現場では教えられるかもしれない。だが余計なことを考えなかったら人の心は貧しいままだろう。社会がそれを強いているならその社会こそが貧しい。

社会の貧しさに飲み込まれないために、物事の行間に想いを巡らそう。

 

以上。2022.08.10